司法書士　松岡　眞/趣味のページ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　趣味…「万葉を詠む」


　　　

　　『万葉集』は、7世紀後半から8世紀後半頃にかけて編まれた、日本に現存する最古の
　歌集です。これから折を見て、個人的に気に入った歌を載せていこうと思っています。
　　本来の司法書士としての業務とは一切関係のない、個人的な趣味のページですが、
　興味を持った方にご覧いただければ幸いです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　松岡　眞

　１０月の万葉集　　H２２．１０．１

　　　 　香島欲里　久麻吉乎左之氏　
 　
　　　　 許具布袮能　　可治等流間奈久
 　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　 京師之於母倍由　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（巻１９．４０２７　大伴家持）

　　 　　香島より　熊木をさして
 .
 　　　　漕ぐ舟の　梶取る間なく

　　 　　都し思はゆ






　　　　（訳）
　　　　　　香島から熊木を目指して漕ぎ進む舟の櫂の手を休めることのないように
　　　　　　ひっきりなしに都のことが思われる。
　　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　「萬葉集注釋．　澤潟久孝」　より




　　　　　　　　　

　　　 　 香島（かしま）は現在の七尾市内、熊木（くまき）は七尾市中島町の
　　　　　西部とされています。




　　　　　写真　七尾湾の夕日
　　　　　　　　　七尾市　円山病院裏口　歌碑（国文学者　澤潟　久孝　書）



　　
　　　　　　　　　

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