3 富山市のペットボトル回収システム

  1.ペットボトルを地域のごみステーションへ出す方法をとらないのはなぜ?

    平成9年から瓶類缶類・燃えるごみ・燃えないごみと、回収品目が増えているため、
    これ以上、公費(税金)で回収するのは無理である。
    市民が積極的に拠点地へ持ち込む方法をとらざるを得なかった。

    ・それぞれ回収拠点地としてスパーなどといっしょに指定し回収協力をしてもらうシステムとした。

       資源化の意識づけをはかる事を目的に一部の学校も回収拠点に指定

    ・高等学校はごみ減量化の取り組みを推進しているところを指定・・・・
    ・中学校・幼稚園・保育所では家からペットボトルを持参し、学校の回収ボックスに入れる。・・・・・

    それぞれの回収拠点地へは富山市から委託を受けた回収業者が集めに来る。

  2.富山市のペットボトル回収の状況

    (1) いつから回収するようになったか?

    平成9年9月「容器包装リサイクル法」施行にともない、他の排出物とは違い
    回収拠点協力店に分別ボックスを設置。資源化の具体策として始めた。

    (2) これまでの回収量は?

     平成 9 年度(6ヶ月分)  29,230Kg
     平成10年度  124,780Kg
        ↓
       50%増
     平成11年度 188,080Kg

      ※ 平成12年度も50%以上の増が見込まれるそうである

        どうして増えたのか?・・・・
          市場に500ml入りボトルが増えたためと考えられる
            (富山市環境センターの分析より)

    (3) 回収拠点協力店等の数の推移は?

      平成 9年・・・・・・・・・・・・72カ所
      平成11年3月末で・・・・・109カ所
      平成12年3月末で・・・・・134カ所
      平成12年9月現在・・・・・137カ所

      この推移は、回収量増加につながっていると考えられる。

    (4) 集められたペットボトルはどこへ?

      平成9年・10年は大阪にある「根来産業」へ・・・・・

        富山市独自で業者を探し、ルートを築いた。

      平成11年から、国が指定したペットボトルリサイクル業者へ引き渡すようになった。

        三重県にある「よのペットボトルリサイクルセンター」へ

      平成12年は「(株)魚津環境公社」へ

        ペレット等に加工され、ふたたび新しい製品に生まれ変わっていくそうである。

    (5) 集められたペットペットボトルは中間処理される

      ・ペットボトルの外側に着いているラベル(帯)は、はずさない方がよいのはなぜか?

      ペットボトルのマークがついていないものが混ざっていても、
      何の容器だったかがラベルでわかり、選別しやすい。

      選別は人の手でする!

      このマークがついている物以外は絶対に入れないようにしよう

  3.ペットボトルの資源化を進めよう

    現在わが国で生産されるペットボトルのうち、資源化されている割合はまだ17%ほどである

      プラスティック素材の中でも、原料がはっきりしていて再生化しやすいのがペットボトルである。

      軽くて便利!・・・・・私たちはずいぶん恩恵を受けている

      もちろん買わないことがベストだけれど、

      買って使ったからには、確実にリサイクルに回そう・・・・・

    ペットボトルは何度も使える。5回ぐらいは家で作ったお茶などを入れたりして使おう。
    その後は・・・・リサイクルへ
    決して、決して燃えるごみに出さないで欲しい。

    高校生のみなさん!学校では捨てないこと。

    あなたの地域のやり方に従って、資源化に協力しよう。
    それは私たちに今すぐ出来る、環境にやさしい行動の一つになる。

  4.ペットボトル再生商品を買って、使おう

    リサイクルされたペットボトルは身近な製品に形を変えている。
        (クリァファイル、定規、ケース類など・・・)


    再生品の中には文房具がたくさんあるよ!高校生でも手軽に買える低価格製品になっているよ・・・・

    私たちの学校では、生活環境科の先輩たちが被服実習で
    ペットボトル再生布(エコペット)で、作品(ワンピース・エプロン・小物)を製作しているよ・・・。

      ペットボトルに関しては「ペットボトルリサイクル推進協議会」から
      詳しい内容のホームページが掲載されている。

                        参考にしよう・・・・・
「富山市環境センター指導課」より資料提供を受けた