激走ツインホビー開幕戦!

オフロード編

本来の舞台に戻ってきたグラホ。

しかしそこは非情かつ

過酷な世界だった(当社比)

オフロード開幕戦が明後日に迫った金曜日の夜
niCは葛藤のさなかにあった。

バギーのグラホがオンロードイベントにばっかり
出ててどうするんだ

 

という思いと

 

いや、出たところで結果は見えている。
万が一廃車になったら大変だ。
オンロードイベントだけにしておこう

 

という思いの狭間で揺れ動いていたのである。

 

しかし

最近ツインのバギーレースは
走行会の性格が強いという。

 

更に

 

大王がアルティマプロで参戦決定。
Mr.T氏、オープンクラスにトラックで出場決定。

 

続々と(?)集まる事前情報によって迷いにも一気にケリがつき、
気楽になって出場決定。

 

そうと決まればオフロード仕様に本格コンバート

 

・・・と行きたいところだが
くよくよしていたおかげで今回はいつにも増して時間がない

 

とりあえずギア及びモーター(ゴーヨン)はオンロード開幕戦のまま(^_^;)\('_')オイ
バンパーをはずし、タイヤを替えただけの状態で慣熟走行だ。

ちなみにタイヤはラウンドリブとホールショットのナロー(4WDフロント用)
組み合わせ。

 

駆動輪荷重が小さいのでスリップリーな路面での加速には気をつかいそうだが

 

ゴーヨンのまったりトルクとカチ上げギア比により

加速が適当にダルいのでとっちらかる事もなく軽快に走る

それどころかバッテリーが元気のいいうちはあなどれないスピードなのにビックリ。

しかし、基本的特性を変えずにもうちょっとパワーが欲しくなった
540用ギア比に耐えるチューンドモーターとなるとそうは無い。

23Tストックが適当だが駆動系の都合上正転モーターは使えず
逆進角がつけられるモディファイモーターに限られる。

何度かテストで使ったテクニゴールドが理想だが
いにしえの絶版モーターなので使いたおしてブラシを減らすと
替えがないのであきらめた。
 

最有力候補がAORc特製のオヤジ30モーター
高負荷に耐え、なかなかバランスの取れたユニットだ。

 

しかし

 
Waspに積まれ、川場を走り狂ったオヤジ30は
エンドベルが歪み、ブラシすらチェックできない状態・・・

 
これも駄目か。

 

結局お店でカワダの30ターンを購入した。

ところが

一周もしないうちに

スパーが・・・舐めた・・・

( ̄□ ̄;)!!

さすがに薄いカワダのスパーには荷が重かったか。

 
すぐに突貫工事。現場にて幅の広いキンブロー製を苦労して装着した。
ギア比は5.67:1に変更。75Tに29Tの組み合わせだ。

 

ややローギアードになったとはいえ、オフロード上では
キ●ガイと言われてもしょうがない超ハイギアード仕様

 

しかしそこは30Tモーターの本領発揮。

 
1500グラムの車体をゴーヨン時よりも格段に鋭い加速
引張って行くではないか。

さすがにナロータイヤでは能力不足になったので、

ワイドのホールショットに履き替えると

ぐっとトラクションが上がり、更に加速性能が上がった

 

そこで僕は、ある事を試してみたくなった。

 

ある事とは・・・そう

2連ジャンプに大挑戦である。

・・・・・

 

吼えろ俺のグラホ!


行ッけぇええええええ!!

 

ボエエエエエエー!!

 

30ターンのほのぼのパワー
まったりと炸裂


ジャンプ台に向かって
マイペースに加速していくグラホ

 

もうブレーキは間に合わない
ジャンプ台にフロントタイヤが掛かった
飛べ!飛んでくれ!

そのまま迷いを振りきって、今

ジャンプ!

・・・・・

一瞬
時が凍った気がした

・・・・・

ほひーん

 

なんと次の瞬間グラホは
素晴らすぃ姿勢で離陸

 

2連ジャンプ軽々と越え

ジャンプ台の基底部に無事着陸した

・・・

(/_;)/

飛んだ!

着地も満点だ!!!(当社比)

・・・

 

うおおおおおお!!

成功だ!成功したぞ!!

 

 

しかし

 

辺りを見渡すと
人々は
コースに背を向け談笑


あるいは


整備に没頭しているではないか

・・・

孤独

 

身を斬るような北風
コース上を吹き抜ける

 

・・・・

 

この感動をもう一度

誰かと分かち合いたい!

  

生津江さん生津江さん
グラホでもバッチリ飛べるッスよ〜
バッチリっすよー!!

 

んーniC飛べるの

 

まるきり関心なさそうな店主を
捕まえ、立会ってもらう。


会話を聞いて、整備中の幾人かも
作業の手を休め見守っているではないか。

・・・

ふふふ
皆の衆、
見るのだ!そして語り継げ!

今、グラホは伝説となる!

ほら行きますよ〜

ボエエエエエー

再び2連ジャンプへ向けてまったりと加速していく
グラホ

 

そしてジャンプ!!

踏み切り姿勢は申し分なしだ!

いいぞ!!

 

ほひーん・・・

・・・・

・・・

 

 

 

ズガシャッ

( ̄□ ̄;)!!

うおおおおおおおおおお!!

 

次の瞬間

 

跳び込み一発
腹からプールに着水するが如く

2個目のジャンプ台の頂点
マックス速度で叩きつけられた
哀れなグラホの姿があった。

 

轟沈

・・・

シーン

( ̄◇ ̄;)

ど、


どひゃ、


どひゃどひゃ

間が持たなくなった
ツイン内に同情の笑いがこだました。

これは痛い

しかも

 

ガ、ガガー
ガガッガー

・・・

グラホは重いボディブローをくらったせいでモーターがずれ、

まるでオーナーの暴挙に抗議するかのように

バックラッシュ超キツキツ音を発生しているではないか

前回のオンロード編
バックラッシュをいじれるようにしたのが
アダとなってしまった・・・

 

回収しダメージをチェック。幸い他は大丈夫だ。
しかしギアボックスをこのままにして
レースに出るのは不安が残る

そこで

ギアボックス剛性を上げるべく
パーツ探しにお店に駆け込んだniCに
店主から素敵なプレゼント。

イーグル製MR4用ヒートシンクの台座部分だ。

パープルアルマイト

アルミ製プレートは無加工で取付け可能。

たったこれだけで

モーターの首振りも収まり走行音も格段に静かになった。

てなわけで対策はひとまず完了

オッス!生津江さんありがとう!!

尚、ジャンプは刻んで行く事にした・・・(^^;

どひゃどひゃ

そんなこんなでツインを後にしたのは
23時近くであった。

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あいかわらず何かが違うピット

人が少なかったら走行会ねと言われてたレース当日。
雨の中、結構人が集まってくれた。
店主にとっても嬉しい誤算だ。

予選2ヒート目を走るグラホ。
もちろん周りのジェット機勢とはからきし勝負にならないが
まぁまぁ良い感じで走行。

ロスがあった1ヒート目は14周で完走していたが

2ヒート目ここまではいいあんばいだ。

刻みに刻んでもミスが無ければ15周には十分届く。


Bメインでも有利なグリッドならタナボタもあり得る

しかし

 
2ヒート目を快調に走り終えようとするグラホに
トラブルの予兆が・・・

1ヒート目を終えたとき、観戦していたどろこぞう氏に


「ベルトが飛んでいるのでは?」


と、指摘されていたのだが、他車の走行音にかき消され
お立ち台では確認できなかった。

しかし

今は確かにパワーオフ・ブレーキング時に
パツパツと異音が発生している。

 
04デフでのシェイクダウン時に聴いた音と同じだ。
明らかにベルト周りのトラブルである。

パワーを更に丁寧に使い、だましだましゴールイン。
結果は15周に0.2秒届かず。Bメイン4番グリッド確定だ。

グリッドはさておき
このままだと決勝でトラブルが出る危険性はかなり高い。

 

昼ご飯を諦め、ギアボックスをバラしにかかる。
思ったより深刻な状況だった

MR4TC用ローフリクションナローベルト
すでに全周にわたって消耗の極みにきており、
誰がどう見ても交換するしかない状態だった。
更にダメージはデフのスプロケットにまで及んでいる。

早速お店へ。
しかしなんということか。そこにスペアパーツは無かった

( ̄□ ̄;)!!

万事休す

 

マズい。
このまま珍終了☆なのか・・・?

しかしMX4用の
ワイドプーリーとワイドベルトがあった!

左はMR-4TC用右がMX-4用プーリー

幅の違いに注目。

MR4とMX4はどちらも33Tデフプーリーと
44Tベルトの組み合わせ。両者には互換性がある。


グラホにはプーリーのベアリングホルダー部の出っ張りを
カッターで削り取るだけでボルトオンのはず。

あとはギアボにワイドプーリー&ベルトが
収まるスペースがあるかどうか・・・

早速デフを組替え、祈りながらギアケースを閉じる。

やった!

しっかり収まった。これで対策は万全。

そんなこんなで決勝は、全くのトラブルフリー

ジャンプ以外は安心してごくごく普通に走行。


結局最後は目標の15周をクリア


跳べないバッタはグリッドと同じ四番手でフィニッシュした。

例によってレースの方の詳しい別報はここを参照頂きたい。

※(サトちゃんの激ラ団にも当日の模様がアップされてます)

珍ラジ仲間は・・・というと
コンパ大王氏はマシントラブルで無念の涙をのんだが
Mr.Tのトラックは大健闘。最後はガス欠気味ながらも
見事四位に入賞していた。

来月も出るぞ!

・・・ってその前にオンロードが(^^;
まずは再びオンロード仕様にコンバートや・・・どひゃどひゃ


結論:

 

ふふふ。これで

ジェット機オフローダー達にも

淡々と走る旧車の恐ろしさが分かっただろう。

 今日のところはこのくらいで勘弁

しておいて

・・・

ください

どひゃどひゃ(^^;

戻ります

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