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  12月の万葉集  H21.12.1


     験無 物乎不念者

      一坏乃 濁乎
  
      可飲有良師
                          (巻参.338  大伴旅人)



     験(しるし)なき  物を思わずは
 .
     一坏(ひとつき)の 濁(にご)れる酒を

     飲むぺくあるらし





    (訳)

     甲斐の無いもの思いをしないで一杯の濁り酒を飲むべきであろう

             「萬葉集注釋. 澤潟久孝、萬葉集全歌講義.阿蘇瑞枝」 より 
 


         

     太宰府の長官を務めていた大伴旅人が詠んだ酒を讃える歌です。

     酒飲みにとっては、なるほと肯けるところがあります。 



     撮影 富山駅前