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 10月の万葉集  H21.10.1


     目頬布   君之家有

     波奈須為寸 穂出秋乃

     過良久惜母               
                            (巻八.1601  内舎人石川朝臣広成)



     めづらしき 君が家なる

     花すすき 穂に出づる秋の 

     過ぐらく惜しも 




    (訳)
     心ひかれるあなたのお宅にある花すすきが美しい穂を出す

     この秋の季節が過ぎるのが惜しまれることです。

              「萬葉集注釋. 澤潟久孝、萬葉集全歌講義.阿蘇瑞枝」より 



         

     日本の秋の景観に、すすきの存在は欠かせない。



     撮影   飛騨上宝  蒲田川