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 5月の万葉集   H21.5.1


        山超而  遠津之濱之

        石管自  迄吾来

        含而有待                (巻七.柿本朝臣人麻呂)



        山越えて  遠津(とほつ)の濱の

        岩つつじ わが来る迄に

        含(ふふ)みありて待て




      (訳) 
        山を越えて遠く行く、遠津の浜の岩つつじよ。わたくしが来るまで
        つぼみのままでいてくれよ。


      「萬葉集注釋. 澤潟久孝著」 「萬葉集全歌講義 .阿蘇瑞枝著」 より




      (松岡 談)
       何年も花が咲かなかった、庭のつつじが今年咲きました。  
       万葉集でつつじを詠った歌を探してみましたが、数首と以外に少ないです。

      (撮影)
       自宅の庭にて