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 9月の万葉集  H22.9.1



     伊波世野尓 秋芽子之努藝  
  
     馬並  始鷹狩太尓
                  
     不為哉将別 

                  
                              (巻19.4249 大伴家持)



     石瀬野(いはせの)に 秋萩しのぎ
 .
     馬並めて  初鷹狩だに

     せずや別れむ






    (訳)
      石瀬野で秋萩を押し分け馬を並べて、せめて初鳥狩だけせずに

      分かれる事であろうか


   
                              「萬葉集注釋. 澤潟久孝」 より



         

      この歌は、家持が五ヶ年の越中を離れるさい、下僚のに残した歌である。
     歌の中の「伊波世野」については、富山の東岩瀬説と高岡の石瀬説があります。



     写真 富山市東岩瀬諏訪神社歌碑、岩瀬河港