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 8月の万葉集  H22.8.1



     多知夜麻尓 布夜麻尓   布里於家流由伎乎  
  
     登己奈都尓 見礼等母安可受
                  
     加武賀良奈良之 


                  
                              (巻17.4001 大伴家持)



     立山に零り置けるを
 .
      常夏に見れども飽かず

     神からならし





    (訳)
      立山に零り置いている雪を、夏中いつ見ても見飽きない。
      
       この山が神格をもっているからであろう。

   
                              「萬葉集注釋. 澤潟久孝」 より



         

      立山は古くはタチヤマと呼ばれていた。中世以降はタテヤマと呼ばれるように
     なったと言われています。



     写真 呉羽山からの立山、 呉羽山旧天文台登り口の歌碑