HOME >>趣味のページ>>アーカイブス>>1月の万葉集・巻20.4516 大伴家持



 1月の万葉集  H22.1.1


    新年乃始乃

     波都波流野能 家布敷流由伎能
  
     伊夜之家餘其騰
                              (巻20.4516  大伴家持)




     新しき 年の始めの
 .
     初春の けふ零る雪の

     いや重(し)け吉事(よごと)





    (訳)

     新しき年の始めに、初春の、今日降る雪のように、ますます重なれ、良い事が。


                             「萬葉集注釋. 澤潟久孝」 より   
 


         

     元旦の雪を吉兆としたことは、今も昔も変わらない。

     今年の富山の元旦は大雪でしたので良い年になるしょう。
   
     この作をもって万葉集の最後の歌となります。




     撮影 射水市 櫛田神社にて元旦に (上)
  
         立山町にて (下)