HOME >>趣味のページ>>アーカイブス>>4月の万葉集・巻第八.山部宿弥赤人





 4月の万葉集   H21.4.16


         足比奇乃 山櫻花
 
         日並而 如是開有者

         甚戀目夜裳        (巻第八.山部宿弥赤人)



         あしひきの  山櫻花(やまさくらばな)

         日並(けなら)べて かく咲きたらば

         いたく恋ひめやも



        (訳) 
            山の櫻の花が毎日毎日このように咲いたらならば、
            こんなにひどく恋しいしく思ふ事があろうか。

         「萬葉集注釋. 澤潟久孝著」 「萬葉集私注.土屋文明著」 より




       (松岡 談)
           櫻花の盛りの短いのを惜しむ心は、万葉びとも現代人も
           変わりないものですね。

       (撮影)
           富山市呉羽山にて