Last updated: 2009.06.11 First updated: 2000.06.07

社交ダンスのワルツのカウント その2

私はホールの遊び人ですが、こういう考えはどうでしょうか。
社交ダンスは理屈ではないでしょうが、私は本で社交ダンスを覚えたので、理屈っぽいです・・・。

社交ダンスのワルツのカウントと言えば「1・2・3」、さて、この「1・2・3」とは何を表しているのでしょう?

リズムと言うかカウントを表す「1・2・3」と、
それと、「1歩目前進、2歩目横へ、3歩目で揃える」と言う風に足型の歩順を表す「1・2・3」

「1・2・3」には、こう言う2つの意味があると思います。

ところが、私は長い間、こういう区別があるとは全然考えてもいませんでした。
昔、リバイズドテクニックのワルツの一番最初の足型 「The Closed Change」 のチャート(表)は次の通りでした。
ステップNo.    足の位置    アライメント 回転量 省略 スウェイ カウント
右足 前進 省略 省略 省略 省略
左足 横、少し前に 省略 省略 省略 省略
右足 左足にクローズ 省略 省略 省略 省略
左端のステップ No. の欄と右端のカウントの欄を見てください。どちらにも「1・2・3」と書いてあります。

即ち、
リズムのカウント1で1歩目の足を出し
カウント2で2歩目の足を横へ出し
カウント3で2歩目の足を揃える

こう読んで何の疑問も抱きませんでした。むしろ同じことを右端と左端に2度も書くのは丁寧すぎるとさえ思っていました。

スロー・フォックストロットでは
ステップNo.    足の位置    アライメント 回転量 省略 スウェイ カウント
省略 省略 省略 省略 省略
省略 省略 省略 省略 省略 Q
省略 省略 省略 省略 省略 Q
(4) 省略 省略 省略 省略 省略 (S)
1歩目がSで、2歩目がQ・・・
普通は当たり前すぎて、何の疑問も抱かないはず・・・(^^;

ところが、この聖書とも言えるべきリバテクが数年前に改正されたのです。
リバテクと呼ばれていた名前もボルテクと言う名前に変えられて、日本でも出版されました。
(5、6年前は黄色い表紙でした、今は何色か知りません)

この新しい技術書ボルテクでは内容は多分リバテクと全く同じだと思うのですが、
上記のチャート(表)は体裁が変わってしまいました。
と言っても右端のリズムの欄が無くなっただけだと思うのですが・・・。

私はこの右端のリズムの欄が無くなった訳は単に製本上の都合というか印刷上の紙面の都合なんだろうと思っていました。

しかし、この新しい技術書の中にだったか、雑誌だったか忘れましたが
この右端のリズムの欄が無くなった訳は単には印刷上の都合ではなくてちゃんとした理由があったと言うのです。

古いリバテクのような配列では読者がどうしても

リズムのカウント1で一歩目の足を出し
カウント2で2の足を横へ出し
カウント3で足を揃える、終わりにロア

と理解してしまうと言うのです。こう理解されては困るから、チャート(表)の右端のリズムの欄は削ってしまったと言うのであります。
リズムというかカウントは説明文のところに別記されるようになりました。

だから、「どうなんだい」と言われそうなんですが、私は次のように理解するようになりました。
と言っても説明が長くなるので、誤解を承知で手短に書きます。

ワルツの Natural Turn なら
○前の小節のカウント2で、男子右足(女子左足、以下男子のみ記載しますが、女子も同じ趣旨)の上で予備歩(捨て足)を出してしまう。
○前の小節のカウント3で、予備歩(捨て足)の上で一歩目の右足を足を前に出してしまう。
○カウント1では、右足への体重移動は無論のこと、右足体重のまま左足は横に開いてしまっておく。
○カウント2では、左足へ立ちきる、立ちきればカウント2の終わりには、右足は左足に自然と揃ってしまっているはずである。
○カウント2の終わりに両足は揃ってしまっているから、カウント3では何もすることが無い. . . .
というわけでカウント3では、そのカウントの頭からロアする。
ロアするだけでは不十分で、カウント3の間に次の1の足を出してしまうべきだ。
  (足を揃えたまんまロアしきると元の木阿弥)


カウント1の間に2の足を出してしまう
カウント2の間に3の足を出してしまう(あるいは揃ってしまう)
カウント3の間に1の足を出してしまう


以上の考え方は私が初心の頃に次のように考えていたのとは大違いです。
リズムのカウント1で1歩目の足を出し
カウント2で2歩目の足を横へ出し
カウント3で2歩目の足を揃える(超初心の頃は両足体重になっていた(^^;)

足をどんどん出していかないと追いつきません。
もうリズムが半拍か1拍ほどずれたような感じになります。
しかし、慣れると不思議なことにゆったりとリズムが取れるようになります。

しかし私は最初は訳が判らなくなりました。
多くの女子に文句を言われながら1年間これに没頭しておりました。
そしてやっとコツをつかんできました。
そして私がほざいた言葉は「カウントをとってちゃ駄目、メロディーで踊れ」・・・。
この言葉は先人の言葉で私なんかがしたり顔でいうのはおかしいのですが。

この私の考え方で人気競技選手が踊ってるかどうかは知りません。
でも外人のテープを見てるとこの方が合ってるような気がします。
しかし、最近は外人のビデオを見ていてもどうしても合わないときがあります。
こう言うときは、これが芸術なんだと、自分を慰めています。(^^;

恥の上塗りと言うか、蛇足ですが、
私の理論では女子のナチュラルスピンターンの6歩目の「右足左足にブラッシュして斜めに前進」を
カウント3でブラシュしていては遅いと言うことになります。
カウント2の間にブラシュして更に前方に開かなければならないであります。
リバテクでは男女とも5の終わりにライズと書いてありますが、このライズをしながら、次の足を出していかなければならない。
カウント3では次の小節の1の足を出しながらロアしていかなければならない。

インピタスターンのブラッシュもやはりカウント2の間に済ませておくべきかと・・・。
でないと、3のロアをする時間がない・・・なんちゃって。

もうひとつ屁理屈を言ってしまうと
「カウント3の終わりにロア」と考えるとロアにも時間がかかるわけで、
カウント3の終わりにロアを始めていてはロアが完了するころにはカウント1になってしまう・・・。
これで良いという人もいるけど私は違うと思う。

あくまでもひとりよがりの考えですから・・・。採否は自己責任でお願いします。

悲しいかな私のこの考え方を理解してくれる女子が皆無に近い・・・こんな踊り方、屁理屈過ぎて、相手なんかしてられないそうです。
私のパートナー探しは永遠に続くのかもしれない(^^;

だって、ブラッシュをカウント3でやるとか、もっとひどい場合はカウント3で両足で揃えたまんま、いかに美しく立つかに腐心してる女子があまりにも多いし、極めつけは遠心力ではるか一万光年のかなたへ飛んで行ってしまいカウント3て何なのよーとうそぶく女子なんかと踊ってられるかい? 
だいたい女子はこんなのが正しいと思ってる。
女の先生もこう思っている。女の先生がこう思ってるから、生徒の女子もこう思ってしまう。
いや、これがもし正しいのならその正しい理由を示して欲しいと思う。
しかし女の先生も女子生徒もカウント3で引っ張り出すなと言う。
私はカウント2の後半で引っ張り出しても良いとさえ思っているのですが・・・。

と言うわけで、私は女の先生には習いたくない・・・(汗)

ワルツのカウントを「1・2・3」と書かずに、「S・S・S」と書いてあれば、カウントを「1・2・3」と「歩順の1・2・3」はタイミング的に同時だという誤解は生じなかっただろうなあと思うのです。
ワルツはスタンダード種目の一番最初に習うから、ワルツで身に付いた誤解は他のスタンダード種目にまで影響を与えてしまう・・・なんちゃって。

ブルースなんかカウント1の音を聴いてから1歩目の足を出す人が多い。
ちよっと慣れた女子でも、「ブルースだけはカウント1の音を聴いてから1歩目の足を出さなければならない」という人がいる。
「さもないと、ブルースとスロー・フォックストロットの区別がつかないから」・・・。
なんという判り易過ぎる見解なんだろう・・・私の見解とは相違が甚だし過ぎる。

音楽を切り離して社交ダンスは語れない、でも、語れる女子は一万人に一人! 

私がホームページ作りを始めた頃、ホームページ作りの勉強のためにあちこちの先輩方のホームページを読み漁ったものです。
その時、女性が作っていたホームページに「この一音のタイミングが男女ピッタリ合った時が私の最高に幸せ」と書いてあった。
女性って、なんて感性豊かなんだろう、感じることも素晴らしいし、表現も素晴らしい。
女性ってやっぱり素晴らしく賢いんだなあと私の心に刻み込まれてしまいました。

多くの女性と踊り、私も下手なりに上達していきました・・・
・・・
・・・おかしいなあ・・・ひょっとしたら、女子は本当はアホなのかなあ???

音楽の判るパートナーなんか探すのは極めて確率が悪い作業・・・
私の社交ダンス遍歴の帰結はこういうことになりそうな気配です。
くしくも先人は言う、女には脳みそがない。
私は女の方が合理主義者だと子供の頃から思っていましたが、
晩年を迎え、やっと先人の言葉が理解できるようになってきました・・・
「女子の考え。休むに似たり」、これが正解です。

女子が何を言っても、男子たる者は「はいはい、仰せ、ごもっとも、全て私がアホで努力が足りないからです。
がんばりますから、どうか、僕を見捨てないで下さい」と言うべきです。
ゴマを擦り尽くして、女子を練習台として利用しまくり、上手になったら捨てるべきです。
今の社交ダンス界ではこれが真実です。


最後の記述は2009.06.11に書きました。
いつか、「やはり、女性は最高だ」とかける日がくれば良いなあとは思ってますが・・・
今は兎に角、こうとしか思えない・・・寂しい・・・


昔、社交ダンスの月刊誌に、女性の先生が「SQQですが女子はSSSと踊ります」と書いてあったとある女子が私に言いました。
私は「1小節を3分割するんだなあ」と思ったのですが、その女子は「SSSなんだから1小節半が正しい」と譲りませんでした。
「俺、もう、社交ダンスやめようかなあ」の決定打の一言でした。
男先生は女子の意見には絶対反対しません。女子を否定したら、裏で何を言われるか判らないからです。
ちゅうわけで私は男先生にも習いたくないと思うようになりました。


社交ダンスのワルツのカウント
社交ダンスのワルツのカウント その3



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