DF-02 Gravel Hound Kai

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DF-02 Gravel Hound
グラベルハウンド・タミヤグランプリ仕様車その2

待望の大物オプション、DF-02アルミダンパーセットを入手しました。(04 8/1)

当初6月中には入手できる見通しだったのが、発売が延期されて

富山大会に間に合わなかったオプションです。

1/10オフロード用のアルミダンパーはTXT-1用を除けば

同社ではスリーブドダンパー以来になります。

タミヤオフロードフリークにとってはまさに待ち焦がれた新型ダンパーです。

セット付属の黄色いミディアムスプリングのほかに

ソフトな赤スプリングとハードな青スプリングが同時リリース。

足回りのセッティング幅が一気に拡大されました。

ダンパーセットの内容です。左から

・リヤダンパー用ショートパーツ(CVAショートU用X部品)2枚

・ローフリクションダンパー用ショートパーツ4枚

・ダンパーケース及びスプリング前後1台分

・ブルーアルマイトのアルミピロボール(!)シャフト及びテフロンピストン(2穴3穴それぞれ1台分!)、Eリングの袋詰

・赤Oリング、ダイヤフラム(TRF&ローフリ系と同一)、アルミ製スプリングガイド袋詰

これだけ充実した内容で、定価5500円は大バーゲンプライスです。

 

フロント用のショートは一見ツーリングカー用のスーパーローフリクションダンパーと

同じに見えますが、実際には4ミリストレッチされた専用品です。

内径は、ツーリングカー用のピストンを使用する関係でバギーとしては小径の10φです。

ケース外径はフロント12φに対してリヤは13φと肉厚になっています。

(トップやシール部の部品は前後共通です)

付属スプリング並びにオプションのスプリングセットと

キット標準スプリングを較べてみます。

線径は全て1.2φでした。巻数で特性を変えているようです。

ちなみに巻数は、ダンパーセットの黄色はキット標準スプリングと同一でした。

それを基準として

ソフト(赤)は1巻き多く、ハード(青)は1巻少ない設定です。

ダイナストーム・トップフォースをはじめとする旧車への流用も面白そうです。

キット付属のCVAダンパーと比較してみます。

前後ともアルミダンパーのほうが長くなります。ちなみに

フロントが+1ミリ、リヤはなんと+5ミリです。元々オフロード用としてはロードクリアランスが少ないグラベルハウンドなので、ロング化は歓迎できますが

現状のタミグラ用としてはセッティングの悩みのタネが増えた形になりました。

ダイヤフラム形状がフラットでエア室の容量が小さいアルミダンパーのほうが、「パッツン気味」です。

また、ケース剛性が高く、真円度の高いピストンを採用したアルミダンパーは効きが良く、CVA1穴の800番よりも遥かに堅い印象です。

説明書では2穴の400番が指定ですが、CVAのフィーリングに近づけたければ3穴を選んだほうが良さそうです。

実際に取り付けてみます。ブルーアルマイトが映えて

足回りはぐっと華やかな印象になり、ドレスアップ効果も高いです。

僚友Bヒデ氏は取付部にアルミ皿ワッシャをかませていました。

見た目も、ダンパートップの保護という実効上も優れており

かっこよかったので僕も真似してみました。

リヤです。CVA同様、バンプストッパーを装備しました。

全長が長いのを生かして、外側の穴にセットします。

レバー比の関係で、ダンパー&スプリングの効果に

さらに余裕が出来ました。

「DF-02アルミダンパーセット」セッティングチャート
 

フロント

リヤ

備考

ダンパー

DF-02アルミダンパー

DF-02アルミダンパー

(OP.701)

ピストン

2穴+0.1ミリシム

3穴+0.1ミリシム

ダンパーセット付属テフロン

オイル

300番(OP.443 オレンジ)

400番(OP.444 イエロー)

タミヤ純正

スプリング

イエロー

ブルー(OP.702) イエローはダンパーセット付属
インナースペーサー

なし

なし

 

アウタースペーサー

1.0ミリ

6.0ミリ

キット付属+ダンパーセット付属

バンプストッパー

なし

赤5個・黒2個の計7個

タミヤ純正Oリング

取付位置

内側

外側

サスアーム取付穴

その他参考

F/R共エア室内にTRFダンパー用加圧スポンジ(パッツンスポンジ)内蔵

・ダンパーのOリングは付属の赤Oリングを使用。

その他は富山大会仕様に順ずる。

 

続きます

戻ります