Last Modified in 2000.1.18

立山町立図書館構想(骨子)
(私たちの主張,提言)


立山町立図書館構想(骨子)

第1 はじめに

 立山町総合計画の柱に総合文化会館(仮称)建設があり,総合文化会館建設計画の中心をなすことが,立山町立図書館を併設する設計であることに聞きおよび,社会教育団体である私たち立山町連合青年団は,教育の理念,昨今の図書館界の常識及び理念並びに私たちの要求にもとづき,50年後の私たちの生活を支え,かつ,100年後の子孫及びその先の未来の子どもたちの要求に応えうる教育環境を,私たちの手でつくりあげるべく,ここに私たちの考える立山町立図書館の基本構想を策定し,町民各位及び行政に対し提言をおこない,町民各層から,この基本計画を生かすべく,第8次総合計画策定の論議が生ずることを願うものである。
 教育環境の充実は,単に狭義の教育のみならず,生活,文化,社会福祉を含むあらゆる分野の構築,充実をなすことを意味する。
 また,図書館は,美術館を含む博物館,公民館と鼎立して,教育そのものである社会教育の中心をなす機関である。
 図書館の姿を提言していくことは,未来に責任を持つ私たち青年の責務である。 


第2 理念と目的

 教育は,人々が生きていく環境を共によりよくしていくことである。この教育の目的を担うべく社会教育環境を支援する機関のひとつが,図書館である。図書館は,本人の本人でさえ知らない要求をも,本人の自発的な意思によって明らかにし,全ての町民の図書及び資料要求に応える図書館奉仕をおこなう。
 立山町立図書館は,立山町に関係する郷土資料のすべてを把握する。
 立山町立図書館は,ユネスコ憲章,教育基本法,図書館法及び図書館の自由に関する宣言の理念にのっとり,住民の知的欲求に応える。
 私たちは,立山町立図書館を,真理がわれらを自由にするという確信にもとづき,町民の知る自由を保障し,私たちが築きあげる日本の民主化と世界平和,そして人権の擁護に,教育の立場から寄与させることを使命として,ここに設立する。


第3 立山町立図書館群機構

 1 立山町立図書館の定義

 立山町立図書館は,議会図書館,中央館,分館,地域館,学校図書館,保育所図書室,地域文庫,他の社会教育関係機関等併設図書室及び今後設置する図書館をもって,一の図書館として構成する。

 2 図書棺及び図書室の種類並びにその役割

 (1) 議会図書館

 議会において必要とされる事項を常に提供できるようにするため,議会図書館をおく。
 議会図書館は,議会または議員の要請のあるときのみ,調査,立法活動の補助をおこなう。

 (2)中央館

 立山町立図書館の行政的統一のため,中央館をおく。但し,他館の自主的,自治的事項,図書選定事項について,中央館は,影響力を行使してはならない。
    中央館は,町内の全域を広域的視点から,図書,資料の収集につとめ,整理し,町民の要求に供する。
 中央館は,地域館支部の要求に応じ,資料の提供と助言をおこなう。
 なお,中央館の設置場所は町中心街である必要はない。

 (3)分館

 専門技術的に次の部門を担うため,分館を設置する。分館は各々が独立館である必要はない。




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