ニュー・スポーツルール集

富山市体育館HPより抜粋

  フレッシュテニス

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T.概要

(1)フレッシュ・テニスとは

1989年5月に富山市フレッシュテニス協会が設立されました。富山市体育指導員が考案し、1981年4月から普及され、誰もが間単に楽しめるレクリエーションスポーツです。

(2)フレッシュ・テニスは

@狭い場所でも体力に応じた運動量で、さわやかに汗をかくことができます。
Aテニスのスマートさと楽しさを手軽に味わうことができます。

U.用具と場所

(1)コート

バドミントンコート(ダブルス)を準備します。

(2)ネット

バドミントンのネットをコート面から1mとし、水平に張ります。

(3)ラケット

シャフトの短いラケットを使用します。プレーをしやすく、パートナーを誤って打ったりする危険性の少ないものを選んで下さい。
プリンス、ウィンブルドン、ヨネクッス、
ダンロップ 各社あり
ショートテニス用として販売している
価格 ¥3,000〜¥5、000位

(4)ボール

テニスボールと同じサイズのスポンジボールがプレーを楽しむうえで丁度よい弾みかたをします。
¥250/個  ¥1、500/箱(6個入り)

V.ルール

サービスをする際、オーバーハンドで打ってはいけない(腰から下で打たなければならない)ということです。また、サービスは1本という点にあります。

◎試合方法

(1)組

試合はダブルスを原則とし、後衛、前衛各1人をもって1組を編成して行います。

(2)サービスサイドの選択

試合開始前にサービスかレシーブサイドのいずれかを選択するかは「じゃんけん」によって決めます。

◎競技の進め方

(1)ゲームの勝敗

@1ゲームの勝敗は、4点(ポイント)の先取をもって決定する。ただし、双方が3点(ポイント)ずつ得た場合、これをジュースといい、2点(ポイント)の連続先取をもって勝敗を決定します。
Aプレーヤーが1ポイントをとったときのスコア(得点)は、とった方のプレーヤーが「ワン」、2ポイントとったスコア「ツウー」となり、ポイントを1つもとらないプレーヤーのスコアは「ゼロ」となります。

(2)ゲームの回数

試合は5ゲームを基本とし、3ゲーム先取をもって決定します。(場合によっては3ゲーム、7ゲームとし、2ゲーム、4ゲームを先取した方が勝ちとします。

(3)コールの方法

ポイントおよびゲームカウントはサービス側から得点を数えます。

(4)サイドチェンジ

@サービスとレシーブは1ゲーム終わるごとに、相手方と交互にこれを行い、奇数ゲームが終わるごとにそのサイドをチェンジします。
Aチェンジサイドを間違えて行われたゲームは、間違いが発見された次のゲームから訂正する。

◎サービス

(1)サービスの方法

@サービスは、サーバーが手からボールを離した瞬間に始まり、コート(アウトコートを含む)に落ちるまでにラケットでボールを打った時に終了するものとします。
Aサービスは、トスしたボールを直接または、ワンバウンドさせて、ベースライン後方からアンダーハンドストローク(腰から下)で打ちます。

(2)サービスの順序

@サービスは、ネットに向けて右側からこれを始め、右、左交互に対角線上の相手方サービスコート内にボールを打ち込むものとします。
Aサービスは、1回とし、ネットイン(レット)の場合はやり直します。
Bサービスの順序を間違えた時は、間違いが発見された時のポイントのサービスから正しいサービスコートにサービスします。

(3)サービスをする者の位置

サービスは、サイドラインの延長線からセンターマークの延長線までの間におけるベースラインの外で行われなければなりません。

(4)サービスの時期

サービスは、主審のコールがあった後、相手方にレシーブの用意が出来たことを確認してから、これを行わなければなりません。

(5)サービスの代行

サービスは、1ゲーム中、そのパートナーに代行させることはできません。(レシーブをする場合も同様です。)

(6)サービスのフォルト

サービスがフォルトとなり、相手の得点となる場合は次の通りです。
@相手方のサービスコート内に入らなかった場合。
A手から離したボールを打たなかった場合。(または打ちそこなった場合)
Bサービスしたボールがパートナーのラケット、身体、着衣等に触れた場合。
Cサービスの際、ボールがラケットに2度あたった場合。

(7)フットフォールト

サービスが始まってから、サービスが終わるまでの間に、足がベースラインかサイドラインに触れるか、サイドラインの延長線とセンターマークの延長線の外に出るか、またはベースラインの内側に入った場合として、そのサービスをフォールトとして相手方のポイントとなります。

◎レシーブ

(1)レシーバーの制約

サービスの際、レシーブが終わるまでパートナーはレシーブをするサービスコート内に足を踏み入れてはいけません。(サービス以降は誰が打っても自由です)

(2)レシーバーの失点

レシーバーは次の場合、1点を失うものとします。
@パートナー側に入れたサービスを受けた場合。
Aサービスされたボールが、バウンドしないうちに直接レシーバーのラケット、身体、着衣等に触れた場合。
Bサービスされたボールがネットまたはネットポストに触れ、バウンドしないうちに直接レシーバーのラケット、身体、着衣等に触れた場合。

◎判定

(1)セーフ

インサイドもしくはアウトサイドは、ボールの落下したところをもって判定し、ラインに触れたものはすべてセーフとする。

(2)プレー中における有効返球

@ボールがネットまたはネットポストに触れて、これらを越えて正しく相手コートに入った場合。
Aボールがネットポストの外側を廻り、あるいはネットポストに触れても、そのボールがインサイドになった場合。
B相手からボールが1度バウンドした後、ネットに跳ね返り、そのボールがもう1度コートにバウンドする前にラケットで相手コートに返球した場合。

(3)ノーカウント(やり直し)

ただし、主審がコールしない限り、プレーをやめてはいけません。
@主審のコール前、またはレシーブの用意ができていないときに行われたサービス。
A主審がその判定を誤ったため、プレーが中断された場合。
B他のコートから飛んで来たボールのために支障のある場合。またはその試合の直接関係以外の者によりプレーが妨害された場合(ただし、主審の判定による)
Cプレー中にボールが破損した場合。
Dその他主審が特に必要と認めた場合。

●審判用語●

1.ラインアップ

両チームにネットを挟んで整列させる。審判(主、副、線)選手と挨拶する。

2.トス(じゃんけん)

選手(前衛、パートナーの位置にいる選手)同志がじゃんけんをする。勝者は、サービス、レシーブサイドのいずれかを決める。

3.レディー

試合前の練習を中止させ選手を試合開始の位置につかせん。

4.プレイボール

「サービスサイド○○・○○組、レシーブサイド○○・○○組」とコールし、選手の紹介をする。続けて「ゲーム○回プレーボール」とコールする。プレイボールは、試合開始の時1回のみコールする。次のゲーム開始の時は「プレイボール」はコールしない。ただし、次のゲームに入る前に主審は、「ゲームカウント○−○」とサービス側からコールする。

5.ゲーム

@1回のゲーム(4点先取)終了した時コールする。
A奇数ゲームが終了したら「ゲームチェンジサイド」とコールする。(サービスとコートの両方を替える)
B選手は、時計回りで速やかにコートを変える。
C偶数ゲームが終了したら「ゲーム」とコールし、更に「チェンジサーブ」とコールする。(サービスだけ替える)

6.ゲームセット

全部のゲーム(○ゲーム)終了した時コールする。

7.ジュース

1ゲームは4点先取で双方が3点を得た場合、スリーオールジュースとコールし、2点差がひらくまで続ける。(ジュースの繰り返しをジュースアゲインとコールする)

8.ノーカウント

採点をしないで、やり直しをする場合。

9.タイム

プレーを一時中止する場合。

●反則●

1.アウト

ボールがアウトの場合に、単に「アウト」とのみコールし、「セーフ」の場合はコールしない。選手は「アウト」の宣言があるまでプレーを続行する。(自分で判定しない)

2.タッチネット

ラケットまたは身体、着衣等がネットまたはネットポストに触れた場合。

3.ネットオーバー

ラケットの一部または全部、身体がネットを越した場合。

4.ボディータッチ

ボールがプレーヤーの身体または着衣に触れたとき。

5.ツーバウンド

2度バウンドしたボールを打った場合。

6.ドリブル

ボールが2度以上同一ラケットに当たった場合。

7.ノータッチ

ボールがラケットにあたらないで空振りした場合。

8.ダイレクト

サービスのボールをレシーバーがノーバウンドで打った場合。

9.インターフェアー

@パートナー側に入れられたサービスボールに触れた場合。

Aパートナーがレシーブする前にそのサービスコートに入った場合。