報恩講は、親鸞聖人33回忌の時、本願寺3代目の覚如上人が聖人御真影の前で、そのお徳を讃える”報恩講式”を讃嘆したのが、始まりだそうです。 報恩講といえば、欠かせないのが御斎です。 今はお浄土に往かれた大谷嬉子本願寺前お裏方が書かれた本に、 私の家庭では、祖父母・父の命日など精進日としております。 2003年10月号影現寺だより 報恩講や永代経などのお寺でお馴染みの法要(報恩講は門徒さんのお宅でも勤めますが)でお話しましたが、皆様のご先祖の法要の後のご膳も、宴会じゃなくて、御斎です。 |
5月が近づくと、 富山市仏教連合会が、富山県民会館で(昔は公会堂でした)幼稚園児や父兄の皆さんと一緒に、仏教の祖であるお釈迦様の誕生を祝う式典があり、各宗派のお坊さん方がスタッフとして参加される為、父も昔からこの日は月忌参りをお休みさせてもらっていたのです。(勿論、一般参加も自由です) 父が仏教連合会の花祭りに長年参加しているからでしょうか、影現寺の門徒さんは、親鸞聖人の降誕会は知らなくても、お釈迦様の降誕会である花祭りは知っているようです。 浄土真宗では、5月は宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)です。親鸞聖人のお誕生(5月21日/旧暦4月1日)をお祝いします。 お釈迦様がお生まれになったからこそ、私たちは仏教に出会うことが出来た。 本山でも、別院でも、当寺院でもお参りがありますので、是非お越しください。 とは言うものの…… 自分達はお寺に行かないけど…法事でもなければ手を合わせないけど、子供達はお寺の幼稚園。そしてお寺の子供達はいつの間にか手を合わせることを知っています。覚えています。 どうして、大人になった自分達だけが、 月忌参りにうかがうと、幼い子供が一緒にお参りすることがあります。まだうまく喋れない歳でも、モゴモゴと 別院の徳風幼稚園を卒園した友達は、 思い出したり、手を合わせる子供の姿を見たとき、ちょっと考えて欲しいのです。 何も用が無い時に、普段行ったことがないお寺に突然行ってみるというのは、正直気が重いとは思います。そんなことを考えることすらなかった方もいらっしゃるかもしれません。 2003年5月号影現寺だより |
今月のことば(2003年3月)で、日本人の食事に触れましたが、各家庭ではカレーライス・餃子・スパゲティー・グラタン・焼肉・ハンバーグ等、食材ではハム・チーズ・ピーマン等、挙げればきりが無い程、外国の食事をしています。勿論、日本風にアレンジはしていますが、これらのものを抜きにして、私の食事はありません。 日本人の性格なのでしょうか、見た目に綺麗でなければならない食材。 昔読んだ本にありました。 私はお酒を飲む時、刺身が何よりのご馳走です。養殖技術の発達で、いつも安く食べることができます。でも、その餌が悪いと言う人もいます。何をどうやって食べたらいいのか、わからなくなってきます。 私の幼馴染が沖縄の宮古島でマンゴー農園の手伝いをしています。 綺麗で安く、沢山の種類を求める人が多いので、いつの間にか日本は食糧の一大輸入国になっています。ですから、世界中の食材が簡単に手に入ります。日本の物と思っていても、外国産のことさえあります。 最初から文句ばかりになりましたが、大切な食のことですから、皆でいろんな方向から考えていきたいものです。 こんな事を考えたら、食べる物がなくなってしまう…困ったな('-`;)ゞ ご門徒の松村文子さんが、 住 職 2003年3月号影現寺だより |