music by Sora Aonam

6月/先祖は迷っていない 自分が迷っているのだ

バックナンバー更新しました。↓でご確認ください。

2003年

10月 人間だもの と 言い逃れ 人間のくせに と 他人をせめる

9月 道は近きにあり まよえる人は それを遠きに求む

7月 お念仏を頂けば お浄土で会えるよ

6月 先祖は迷っていない 自分が迷っているのだ

5月 日が暮れて あしたを 思う 有りがたさ

4月 みんな ちがって みんな いい

3月 仏法をありがたがる人は多いが 仏法に生きる人は少ない

2月 わが身が大事なら 人さんも大事にせえや

 

2002年

12月 ゆるせぬものを ゆるせぬままに 摂取不捨

10月 久遠の愛 いのち 等しく おがまれて

9月 わしがしなけりゃ だれがやる いましなけりゃ いつできる

7月 人はみな 目のために欺かれ 鼻のために欺かれ 口のために欺かれ 身のために欺かる

6月 信仰は人生の力である

5月 揉まれねば この味はでぬ 新茶かな

4月 念仏は知る力 自己を知る 悪を知る 死を知る 恩を知る

3月 人間のまごころには限りがあるが 執着には限りがない

2月 引く足も 称うる口も 合わす手も 弥陀願力の 不思議なりけり

1月 御仏の 御名となえつつ あらたまの 今年も清く 日々を送らむ

 

2001年

12月 悲しみを通さないと 見えてこない世界がある

11月 法をうくるに 身をもってし 物をうくるに 心をもってす

10月 人間を 本当に自覚させるのが 仏教

9月 見えそうで見えないのは 自分の短所と欠点

8月 念仏して 五欲の暑さ 忘れうぞ

7月 極楽を ねがう心は 更になし ただ嬉しきは 弥陀の名号

6月 頭じゃ わかっているんだが

5月 ひとり子を 一人でおかぬ 親の慈悲

4月 はだかにて 生まれてきたのに 何 不足

3月 ものはみな うつり変わり 現れては 滅びる

2月 仏は 遠い存在ではなく そのまま 近い存在である

 

2000年

12月 世界に 自力わなし わがこころこそ 自力なり
                   自力が他力にしてもろて 今はあなたと申す念仏

10月 毎日掃いても 落ち葉はたまる これが とりもなおさず 人生である 人間である

9月 何ごとも み法の親の はからいと うちまかせたる 身こそ安けれ

8月 おとせば こわれる 命 だからこそ この命が 尊い

7月 現在は 過去の集積である 未来の人生は 今 積み重ねつつある

6月 花に見とれる心 人を想う心 自分を見つめる心

5月 それぞれに特色あり 花の優しさ 雑草の根強さ

4月 人をそしらず 自慢せず 身のいたらぬを 恥じて 念仏

3月 自己を見失っている者には 金も名誉も地位も 禍のもとである

2月 みほとけと いつも二人の よいくらし

1月 みほとけの 光りあふれて いのちまいにち 新しい

 

1999年

12月 恥ずかしや 親に抱かれて 親を探し くたびれ果てて 親のふところ

10月 財あれば財に憂え 財なければ財になやむ

9月 待つ長さ 過ぎ去る速さ 生きる今

8月 金ためて 何をするぞと思いしに 煩悩ふやすことばかり

7月 千世界を知るも なお 自己を知らず

6月 延命を 祈るうちにも 減る命

5月 食わねば死ぬ では 食えば死なぬか

4月 朝は希望に起き 昼は努力に生き 夜は感謝に眠る

3月 施しは 仏の心 施したと思う心は 外道の心

2月 欲深き 人の心と 降る雪は 積もるにつけて 道を忘るる

1月 生かさるる いのち尊し けさの春

 

1998年

3月 くらやみのなかで 宝があっても つまづくだけだ

2月 食事とトイレは代理がきかない 生命の一大事だから
              聴聞も代理がきかない 心の一大事だから

 

1997年

12月 公害は 人間の 貧欲むさぼりと 無明くらさの象徴である

11月 幼子に 合わせて見せる この両手

10月 聞法は 死の準備ではなく 生の糧である

8月 独生 独死 独去 独来

7月 他人に善を施すことは また自分に善を施すことである