愛ってなんだろ〜 | HomeMenu ← | CONTENTS ← |
§感覚§ アルチュール・ランボー |
夏の青い宵に 僕は行くだろう、小径をとおり、 僕は話すまい、何も考えまい、 |
§NEVERMORE§ ポール・ヴェルレーヌ |
思い出よ、思い出よ、私をどうしたいのか? 彼女と私は二人きりで、夢見ながら歩いていた、 その甘く、響きのいい声は、天使の爽やかな音色。 −ああ、初花の何とよい香りがすることだろう! |
§ミラボー橋§ ギョーム・アポリネール |
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ 夜よ 来れ 鐘よ 鳴れ 互いに手を取り合い 向かい合っていよう 夜よ 来れ 鐘よ 鳴れ 日々は過ぎ去り 週もまた過ぎてゆく 夜よ 来れ 鐘よ 鳴れ |
§庭§ ジャック・プレヴェール |
限りなく年を重ねても 言いつくせないだろう あの永遠のわずかな一瞬 きみが私に口づけをした時のことを 冬の光をあびた朝 パリのモンスリ公園で パリで 地球の上 星の地球の上で |
§第十四の悲歌§ フランシス・ジャム |
「恋しいひと」とお前が言った。 「もっとよ」とお前が言った。 しばらくたってから、お前は言う「私、あなとを愛していますわ」と。 それから私たちの言葉は、もうそんなに同じではなくなっていった。 (それは広々とした秋の華やかな夕暮れの時だった) |
§私はひとりではない§ ポール・エリュアール |
唇に軽やかな果実を しかし今、まさに愛している。 |
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